Inside the Studio :

Material Choices for the SEED TO SUNSET Jacket

 


 

今季のコレクション「SEED TO SUNSET」は、自然の移ろいをテーマにしています。


生命には、種が芽吹くはじまりがあり、やがて終わりがある。
一日もまた、朝日にはじまり、夕日へと移ろっていく。

 

変えることのできない、その流れの中で、
その瞬間にあるものを、そのまま感じること。
そこに、美しさがある。

 

そうしたテーマに重なる素材を探す中で、大切にしたのは、素材そのものの風合いでした。

 

 

 

 

たくさんの生地サンプルの中から、できるだけ加工を施さず、素材の表情をそのまま感じられるものを探す。


その中でたどり着いたのが、今回採用したヘンプコットンです。

 

 


 

ヘンプ(麻)とコットン(綿)を混紡した天然素材。
通気性や吸湿性に優れ、やわらかな肌触りをあわせ持つ。
季節を問わず心地よく使える素材として、近年ではサステナブルな側面からも注目されています。

 

今回使用したヘンプコットンは日本で生産され、職人の手によって時間をかけて丁寧に仕上げられています。小ロットごとにじっくりと揉みほぐし、無理のないやわらかさと自然な表情を引き出す。仕上げから乾燥まで余計なテンションをかけずに整え、洗いざらしのような、どこかヴィンテージを思わせる風合いへ。

 

あえて染めず、コットンの繊維の表情が残るこの生地は、均一ではなく、一着ごとにわずかな違いが生まれる。その揺らぎのある表情に、魅力を感じました。

 

着るほどに風合いが重なっていく。
やがて、自分だけの一着になる。

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